村田仁 / 詩

詩人
1979年 三重県出身。
被災地への安否確認を読みあげるテレビ放送を呈示する「言葉で願う夜」('05)。クリスマスのコンビニにて詩を店内放送する「おじいさんに会いに行く、冬。」('04)。美術館内を歩き回っては詩をその場でつくり、読み上げては鉛筆で書いてその場に置いていく「徘徊する詩"愛の前"」('09)(「開館5周年記念展 愛についての100の物語」金沢21世紀美術館)。地上アナログテレビ放送終了へ手向けた映像詩「世界の終了ではない」 ( '11–13 ) くうちゅう美術館 など、詩を行っている。
また、中高生ら参加による「声変わりの日」('10-11)三重県立美術館。小牧市文化振興課主催絵画鑑賞講座での「絵画へラヴレター」('12)など、詩のワークショップも多く開催している。
詩人 小松亮一氏とのコラボレーション「ブルーマヨネーズ」('99-)では 互いの詩を並立させ、混ざり合えないことを意識化し、「The Constellating Recollections. 記憶の星座化」('03)、「労働記者クラブ~先日労働新聞」('03)の両企画作品では、写真家 山田亘氏と共に 他者との記憶の共有を試みた。
名古屋市長者町トランジットビルにて「アートセンター[Yojo-Han]」をアーティスト四名※と共にはじめた(’12)(※岡川卓詩、村田仁、安原弘高、山田亘 の四名)。
2014年より、詩の教室「詩から」を アートセンター[Yojo-Han] で開講している。